精神疾患の患者さんが在宅で暮らし続けられるために 4月10日(水)

2013年4月12日 06時00分 | カテゴリー: 活動報告

 立川で、多摩地域の精神障がい・疾患の方たちが地域で「その人らしい豊かで多様な生活ができるように応援する」ことを理念に、様々な委託事業を受け、在宅支援をしている「多摩在宅支援センター円」さんの事務所へヒアリングに伺った。「独立型訪問看護ステーション」他様々な事業展開をしている「円」さん。代表の寺田さんは、チャーミングでパワフルで素敵な女性だった。

 精神疾患の患者さんが在宅で暮らし続けられる制度がなく、必要性を実感し、3人の看護師(女性)が8年前に訪問看護ステーションを立ち上げた。「どうにかなるだろう」とスタートしたということで、なんとも女性として、たのもしいバイタリティーに脱帽!!

 8年間の中で、訪問看護ステーション2箇所(円・元)、地域活動支援センター連(立川市)・居宅生活安定化自立支援事業(八王子市)・東京都退院促進コーディネイト事業・グループホーム(ショートステイ)2箇所の展開をされた。病院から地域・在宅へと患者さんの視点にたった展開は、まさに現場からの声を形にしていったものだ。

 日本は世界一、人口に対する精神疾患の病床数が多い国だ。世界的には脱施設の流れなのに、日本では旧来型の長期入院(生涯にわたることも・・)となっている。社会との断絶や閉鎖性から「施設神経症」へと向かうこともあると伺った。

 「社会的入院」は、人権侵害・・・・このことを変えるための取り組みが、「思い」のある医師・看護師等の多職種で行われ始めている。2月に視察にいった浜松市の「ピアクリニック」もその一つ。まだまだ「社会の仕事」として国や都が行わなければいけない事業があることを実感した一日だった。女性特有のきめ細やかなサポート体制をつくっている「円」さん。一緒にがんばっていきたいと思った。