飲料水への放射性物資の影響は・・・ その1

2011年3月29日 07時32分 | カテゴリー: 活動報告

金町浄水場から放射性物質「放射性ヨウ素」検出

 3月23日、金町浄水場から乳児の飲用に適さない濃度の放射性ヨウ素が検出されたと発表し、乳児の飲用を控えるよう呼びかけました。
 今回、水道水質基準には、放射性物質は定められていないことから、「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値・100ベクレル」「原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値・300ベクレル」を基準に制限を行いました。

 福島原発の水素爆発や原子炉内の放射能漏れによる通常の基準値1万倍の数値が判明しました。その気体が空や海へ拡散し、上空のたまった放射能は当然、雨や雪に混じり、地上に落ちてくる。このことは、誰にでも想定できることです。
 すでに、大気の放射能調査は、連日、数値の上下はありながらも、確実に放射能が飛散し、拡散していることを示しています。
利根川水系である金町浄水所の放射性ヨウ素の数値が指摘されましたが、原発の放射能漏れが収まらない限り、どの浄水場も例外とはいかないでしょう。

 では、どうすればよいのか・・・・
まずは、水道局が長期間の汚染に対し、早急に除去できる方法を探ることです。一時的なペットボトルでの対応では、この先続きません。
 勿論、現在の数値は下がり、規制も解除されましたので、飲料には差し支えない状況です。
 3月24日、都議会生活者ネットワーク・みらいでは、知事に対し、水道の放射能検査の継続・公表と汚染の水系を調べ、取水を制限するよう求めました。

 先に公表された金町浄水場水系で乳児への飲料を制限した場所に武蔵野市が入っていました。
 武蔵野市は、もともと地下水70%が水道水に含まれている地域であることから、足元の水源だけの活用で賄えるのではないかと考え、武蔵野・生活者ネットワークへ連絡しました。
 現在は80%の地下水(深井戸)であり、金町浄水場の流入割合は、わずか2%、のこりは朝霞浄水場であることを市民へ周知し、問題なしと、ホームページへ掲載されたことを聞きました。

 このことは、実はすごいことなのです。
自己財産である地下水を飲み続けることを自治体が判断し、市民の飲料水を東京都にだけ頼らない自治体の「水政策」があったわけです。こんなときに改めてそのすごさが判明しました。
 立川市は、約4割の地下水としていましたが、使用休止になった水源も増え、現在は3割となってきました。
 地表から約100メートルの深井戸の地下水は、何層にもなった「土のフィルター」があります。勿論、汚染物質を通さないということにはなりませんが、かなりの時間がかかります。

 しかし、地下構造や深井戸の水源は、明確な調査が不足しています。ひとたび汚染すれば、除去することは難しくなります。
 私は、かねてから、自治体でも自己水源をもち、緊急時に備えられるようにすべきと訴えてきました。東京都の水政策は、河川の水に頼るため、ダムも必要とします。足元の地下水を活用するための保全計画などありません。
 東京都の水政策に踊らされるのではなく、立川市としての保全や地下水を飲み続ける政策が必要であると緑化や雨水浸透枡の設置を訴え、その根拠とする「地下水保全条例」が必要であるとしてきました。

 こんな状況が起き、自分たちの命の源の「水」がどこから来て、どういう「水」が飲みたいのかをしっかり考え、将来にわたる水政策をみんなで考えなければいけません。
 地下水の保有を拡大することが、自然や環境も保全し、何より人の「命」をつないでいくことになるのではないのでしょうか?
「地下水保全条例」を自治体が作り、自己資源を保全し、活用できるようがんばります!