皮まで食べられる水俣の甘夏は最高!

2010年2月3日 20時33分 | カテゴリー: 活動報告

「水俣の甘夏」でピール作り

生活クラブ生協・東京の顧問 岩根邦雄さんと
生活クラブ生協・東京の顧問 岩根邦雄さんと
 毎年、水俣の甘夏でピールを作ってくれる達人が、また、今年もその腕前を発揮して、その美味しさを披露してくれました。生活クラブ生協の運動の原点でもある、水俣の甘夏。
 水銀汚染で被害を受けた水俣の人たち。汚染された海を追われた漁師達は、生活のために山の斜面を活用した甘夏作りを始めました。

 生活の手段としての農業は、見様見真似でとりくみ、収穫量を上げるために農薬もたくさん使用し四苦八苦。そんな時、生活クラブと出会いました。
 農薬の大量使用がいかに人体に悪影響を及ぼすかを教えられ、被害者であった自分たちがいつの間にか加害者になってしまっていることに気づかされました。
 「そんなことは絶対にあってはいけない!」と、農法の転換をし、最低限の農薬散布、使用農薬成分を公開、出荷直前の農薬散布禁止、ノンワックス等を生活クラブと約束。まさに消費者が望む「安心・安全・美味しい」甘夏作りの取り組みが始められたわけです。

 食べたいものを作ってもらうには、消費する側もしっかり支えていく取組みが必要です。食べ続けるための積極的なPR活動を私も委員を経験しながら行ってきました。
 「赤ちゃんや子どもたちが皮をなめても大丈夫」、「皮から全部食べられる甘夏」という宣伝文句でアピールし、食べる仲間を増やしてきました。
 皮を使ったジャム作りやピール作りも子育てしながら、わいわいやってきたことを懐かしく思い出します。
 
 すっぱいものが苦手な人が増えたり、輸入等で選べる果物が増えたこと等で甘夏の利用者も減っていますが、顔の見える生産者との関係・日本の農業の継続・公害が人体にもたらした被害を風化させないためにも、私はこの「水俣の甘夏」を食べ続けていきたいと思っています。
 毎年、甘夏の時期になると必ず注文し、美味しさと共に、がんばって作ってくれている水俣の人たちの顔が浮かんできます。

 こんな生産者とのつながりが全国でできたなら日本の農業は変わり、国内需給率向上になると信じています。その変える力は、食べる消費者側の力にかかっているとも言えます。
 水俣の生産者の皆さん・毎年おいしい甘夏ありがとー!