「多摩川塾」と「がさがさ」多摩川のこと、もっと知りたい!

2009年9月16日 12時02分 | カテゴリー: 活動報告

多摩川・残堀川の水辺でわいわい

9月5日(土)
 俳優の中本賢さんが、市内の学校の先生を対象にして、立川の多摩川の素晴しさを知ってもらうために「多摩川塾」を開催してくださいました。
 既に企画していた、「たちかわ・水辺の楽校」の残堀川の魚とり「がさがさ」の企画に便乗していただき、当日は、市内小、中学校の先生や児童、保護者の参加で大賑わいでした。

 この合同企画が行われたのは、8月に教育委員会が毎年行っている教員研修会「達人に学ぶ」に、講師として中本賢さんをお呼びしたことが発端でした。
 研修会の質疑応答の中で、賢さんは、思わず、「立川の多摩川で先生たちを対象に行っている『多摩川塾』をやります」と宣言をしてしまいました。“待ってました”とばかり、賢さんとのつながりがあった「たちかわ・水辺の楽校」の傍聴者が、すでに企画していた魚とりの日程に合わせてやる提案から、今日の実現となったわけです。
 俳優というお仕事がありながら調整をつけてくださり、感謝感激です。会場にいた先生をはじめ若い先生が多く参加してくださいました。

 現地では、いつものように多摩川の魅力を力説し、身近な自然のすばらしさ、誰にも気付かれないところでの自然の営みの尊さ、身近な環境の変化等、賢さんの体験をもとにお話をしてくださいました。大事なものは何か?本当の潤いとはどういうことなのか?目を向け、意識をして感心をもつことで自然は変化し、その変化に人間が元気付けられ、勇気づけられるんだというメッセージに元気付けられました。参加した先生方も同様に感じているようでした。

 今回の集合場所は残堀川が多摩川の本流に流れ込むところで、以前からこのホームページでも紹介している場所です。子どもや保護者は浅瀬の残堀川で魚とりや生き物探し。子どもたち全員に救命胴衣を着けているので浅くても浮かんでたのしんでいる子どもたち。はじめは、見ていただけのお父さん、お母さんもつられて水に入り、川がにぎわいました。
 その様子は見ていてものどかで、ほっとしました。何より、子どもたちの表情が素敵。魚を逃がして大泣きする子、びくびくしながらお母さんを頼っていた子が自分なりの楽しさを見つけ遊びに夢中になる子、浮かんで空を見ると又違う世界があったときずいて気持ちが良いと浮くことにはまる子等々、水辺の憩いが潤いを与えてくれていることに感謝しました。

 賢さんは、先生方20名以上を多摩川本流に連れて行き、魚とりや泳いだそうです。(残念ながら企画者として子どもたちから離れることができず、先生たちの様子は一切られませんでした)
しかしながら、川から引き上げてきたときの先生方の表情は実に活き活きと輝いていました。多摩川、賢さん、生き物、水辺の魅力に魅了されたのだと思いました。
 賢さんは、サポートの狛江・水辺の楽校のスタッフの方たちと共に取ってきた魚を水槽にいれ説明を始めました。魚の名前は勿論、特徴や生息場所等詳しく。まるで水族館の館長さんのようにみえました。棲んでいる魚から水の状況がわかってくるわけです。
 先生たちに「こういうことを知っていれば、それだけでこどもから尊敬される、ほんとだよ」と。こんな授業なら子どもたちは目をそらさないだろうなと思いました。
 若い先生たちの盛り上がりに、サービス精神旺盛の賢さんは、「また、春にやろう」といってくださり、先生たちは喜んでいました。先生が笑顔になり、自信を持って、「子どもに伝えることはどういうことなのか」を掴み取って、また、明日からの子どもたちの教育に役立ててもらうことを期待しました。

 賢さんは、現在川崎の教育委員会の委員です。先生たちに多摩川のすばらしさを伝えることで教育に役立ててもらいたいという強い思いから「多摩川塾」を開設し、仕事の合間に時間をさいてくださっています。
「堅苦しいことではなく、自分が遊びたいし、好きだから」という素朴な中本賢さんに人間としての大きな魅力を感じます。
多摩川に、一人でも多くの人が関心をもち、意識をし、「立川にこんなにすばらしい水辺があったのか」と良さを再発見することで、環境や自然の偉大さや必要性を感じてほしいと思います。

 多摩川は日本で唯一どんどんきれいになっている川です。源流から河口までの様子をもっと知りたくなりました。いつか賢さんのやっている東京湾に注ぎ込む多摩川の瀬での生き物調査に参加できることを夢見ています。
 立川に元気をくれた、中本賢さんはじめ、狛江・水辺の楽校、多摩川塾のスタッフの皆さん本当にありがとうございました。