八ッ場ダム訴訟の判決傍聴

2009年5月19日 16時15分 | カテゴリー: 活動報告

5月12日 東京地裁

 1都5県が住民訴訟を起こしている中で、東京都の判決がくだされる日をむかえました。残念ながら敗訴・・・  その大きな理由は、首都東京であるが故に水需要は必要であり、予測に不合理点は認められないということでした。

 このダムは50年以上も前に治水、利水の目的で計画されましたが、長年の住民運動もあり、まちは疲弊し、住民も減少しました。吾妻渓谷という利根川の上流は、自然の豊かな山あいです。 しかしながら、更に上流には、草津温泉があり、川の水質は酸性で魚が住めない状況です。その場所にダムを作るということは、飲み水にするために中和しなければならず、既に周辺のダムは、中和剤を投入し、その除去に税金がどんどん投入されています。そうしなければ飲み水にならないから仕方がないのです。

 そんなにまでしてダムを作り、その“水”を飲む必要があるのでしょうか?現場に行き、状況を知り、今までの原告側の調査や学習会を通して感じた私のおおきな疑問です。
 国や1都5県がこのダムの必要性を真剣に考えているのでしょうか?計画は余りにもずさんです。すでに東京都は事業費4600億円のうち、870億円を負担すると同意し、2007年末の時点で560億円超を税金から支出しています。

 “水”は命をつなぐ大事な財産です。しかしながら、その大切な水源の地下水を飲み続けているにも関わらず、東京都は、安定している水源ではないと言う理由で正規な水源にカウントしていません。多摩地域では日量40万トンも汲み上げ続けて飲み続けているのにですよ。
地下水の汚染がでれば汲み上げをやめ、川の水にすればよいという政策なので水源を守ろうとしたり、汚染対策等にお金をかけることもしません。

 昔の水は美味しかったのに・・・と地下水を当たり前に飲んでいた人たちは言います。
 おいしいわけですよ。長年、土のフィルターを通して地下に溜まった水は有害物質でない限りろ過されミネラルが含まれ、川の水を飲み水にするような大量の消毒もいらないのですから。
 そんなおいしい水を私は次の世代に飲ませたい!だから、今ある足元の地下水資源を保全し飲み続けられるようにお金を使っていくべきと考えます
 はるか遠くのダムから水を持ってくる前にやるべきことがあるのではないでしょうか?
 私たちの税金はどこまで無駄遣いされるのか留まることを知りません。残念!
(詳しくは八ッ場ダム訴訟を検索してください。)