一人一人の学びの支援について(一般質問より)

2008年12月7日 09時23分 | カテゴリー: 活動報告

問題行動のある子どもにも「子どもの権利条約」に基づく指導を

 問題行動をする小中学校生に対して、文部科学省が認める「出席停止」の制度があります。
事前にいろいろな角度からの様々な指導を行った上で、児童生徒や先生への暴力行為や心身の苦痛を与えることなどの「性行不良」や「他の児童生徒の教育に妨げがある」行為を繰り返し行った場合に出席停止の措置が行われます。
 学校現場での実態に対応するものとして致し方ないという思いもありながら、措置を受ける児童生徒にとっても、他の児童生徒にとっても、それがより良い対応なのか、疑問に思っています。
今回の質問で、問題行動のある児童生徒に対して、立川ではどのような対応をしているか質問しました。

 立川では、出席停止の措置は行われていませんでした。しかし、「学校に行っていない実態」があり、子どもの権利条約に基づく指導を要望しました。
 立川市の「夢育て・たちかわ子ども21プラン」の中に、「一人一人の学びを保障する」とあります。多数の学ぶ権利を保障するために、一人の学ぶ権利をないがしろにして良いわけはなく、問題行動を起こす子どもたちにこそ、自分が大切な存在なのだと思える自己肯定感をもてるような接し方、指導が必要と考えます。 
 子どもたちが問題行動をするのは、何かの現れであり、寂しさや、怒りや、挫折感や、絶望感などの何かしらの原因があるわけで、そこを丁寧に取り除かない限り、表面的に規則を守らせて、静かな学校を作っても根本的な問題解決にはなりません。むしろ、問題は水面下で存在し続けます。

 また、出席停止が、措置を受ける子どもにとっても、その他の子どもにとっても良い措置ではないと思うのは、「迷惑なもの、理解できないもの、異質なものは排除する」という意識を、植え付けてしまうのではないかと思うからです。

 民生委員さんや青少健の地域の方たちが、それぞれに地域の子どもたちのことを思い活動していますが、つなぐ役割が不足していると感じます。東京都で今年からモデル事業として始められている「スクールソーシャルワーカー」の導入などを提案しました。教育長から、問題行動の児童生徒に対応できる場とスクールソーシャルワーカーの導入について検討すると答弁を得ました。
写真:子どもの権利条約フォーラムinみえ