鮎よ、戻ってこーい!戻ってこれるようにきれいにしなくちゃね。

2008年10月30日 17時59分 | カテゴリー: 活動報告

10月27日 新生小学校3,4年生の総合学習見学

 俳優の中本賢さんの“多摩川”の授業が5時間目にあり、お手伝い?を兼ねて参観しました。たちかわ・水辺の楽校が狛江・水辺の楽校を通して多摩川大好きの中本賢さんにつなぎ、総合学習に多摩川を扱っている新生小で授業をする運びとなりました。

 まずは自分で作ってきた世界地図を見せ、海水や真水の量の質問や、月や太陽の動き、位置関係を伝えると、子どもたちは“えー”“ほんとー”とイメージして声を出していました。
 1960年後半の多摩川の様子の映像では、中流域の大田区、川崎市あたりでは、洗剤の泡だらけのところで魚を捕まえていたりボートをこいでいたりと異様な光景があり、その泡の正体は家庭の洗濯機や流しトイレからでてきた下水の生活排水の説明には戸惑いの表情でした。
 その後、多摩川をきれいにしようと周辺住民が東京都や国土交通省に掛け合いながら活動をすすめ、日本で1番きれいに再生した川となしました。その理由として賢さんは、皆が川に関心をもち何とかしなければと思う人、魚を助けなければと思う人、海に下った鮎が産卵するふるさとを守らないとと思う人の気持ちがここまで川をきれいにさせた要因だと子ども達に伝えました。
 
 賢さんの活動拠点の狛江の川で産卵にきた鮎の群れの映像では、“道を歩いている人には川の中でこんなにすごいことが起きているなんてわからない。潜ってみている僕だけにこんなすごい世界がみえているなんてすげーだろ!”の自慢に子どもたちは大きなうなづき。1時間の授業は、多摩川を通した環境、生き物、川と人とのつながり等様々なメッセージが伝えられたと感じました。
 なによりも私に強く伝わったのは、立川の多摩川はみんなのふるさとだ、鮎が産卵に戻ってくるように皆も戻ってくるふるさとの多摩川を大事に思い、自慢してほしいというメッセージでした。

 たちかわ水辺の楽校の活動に参加し、多摩川や残堀川の水辺に子どもや大人誰もが、親しめるような憩いの場ができることを願ってきました。今日の授業を受けていたこども達の笑顔、また、賢さんの熱い思いから、そう思って活動してきたことの必要さをあらためて感じ、次に向かっていく元気をもらいました。

 11月15日、みらいパークまつりのミニ水族館と紙芝居のイベントに中本賢さんが講演していただけることになっていますが、俳優業が優先ですので確約はできませんが、また多くの子どもたちへ熱い多摩川の思いを伝えられることを願っています。